Oracle Master Bronze DBA10g 第3章

第3章は、データベースの管理を行なうOracle Enterprise Manager(EM)とSQL*Plusについて。

【EM】

  • EMの機能([1]p.45、([2]p.46::両方で被っている部分が太字)
    • ※テキスト([1])では「EM Managemanet Controlの機能」についてで、問題集([2])だと「EMの機能」ってなってるけど、EMの中のManagement Controlについてだから、同意と考えて良いのかな??とりあえず同意とみてまとめ。
      • データベースインスタンスに関するパフォーマンスおよびステータス情報の表示
      • 表領域などのデータベース記憶領域の作成
      • 表や索引などのスキーマオブジェクトの作成
      • ユーザーセキュリティの管理
      • データベースのバックアップとリカバリ
      • データのインポートとエクスポート
    • EMの機能は問題になりやすそう。間違いの選択肢(「機能として間違っているものを・・・」とかいう問題で)として、「データベースの削除」がよくでる(?)

  

  • EM Management Controlにアクセスするためには、dbconsoleを起動させる必要がある([1]p.45)。dbconsoleに関するコマンドは以下。
    • 起動::emctl start dbconsole
    • 停止::emctl stop dbconsole
    • ステータス表示::emctl status dbconsole
      • 起動しているかの確認等が行なえる。
    • emctl start(status) dbcosole コマンドで、ポート番号を確認することが出来る([2]p.47)。

  

  • EM Management Controlにアクセスするには、以下のURLにアクセス。
    • http://ホスト名:ポート番号/em
    • デフォルトのポート番号は5500
      • Orale Database 10g Release2では、デフォルトのポート番号は1158に変更されている([2]p.47)
    • ex.ホスト名oracle10g.comでポートをデフォルト使用の場合、URLはhttp://oracle10g.com:5500/emになる([2]p.47)。
  • インストール直後のEM Management Controlが使用しているポート番号を確認できるファイルは、portlist.ini。

  

  • 上記URLにアクセスすると、ログイン画面になる。ユーザー名、パスワード、接続モードを選択。
    • 接続モードはSYSDBA、SYSOPER、NORMALがある。
  • Database Controlに最初からアクセス許可されているユーザーアカウントは以下([1]p.47)。
    • SYS
    • SYSTEM
      • 管理情報を格納する追加の表とビューおよびさまざまなOracleオプションとツールによって使用される内部表とビューを所有。
    • SYSMEN
      • EMを使用してデータベース操作を実行するために使用。

  

  • ログインすると、「データベースホーム」ページが表示される。このページでは以下の情報が確認できる([1]p.48、[2]p.49::ここでも、太字は両方に書かれているもの)。
    • インスタンス
    • 現行インスタンスの可用性
    • データベースのバージョン
    • ORACLE_HOMEの場所
    • ホスト名
    • メディアリカバリオプション
    • セッションおよびSQL関連のパフォーマンス情報
    • 主な領域使用量
      • データベースのサイズetc
    • 主なアラート

  

  • 「データベースホーム」ページ右上の[設定(管理)]で以下の項目を設定できる([2]p.48)。
    • 通知方法
      • アラート情報を電子メールなどを使用して通知するように設定できる
    • ブラックアウト
      • 一時的にアラートを送信しない期間を設定できる。
        • データベースのメンテナンス時などに設定する([2]p.50)
    • パッチ適用方法
      • ソフトウェアのパッチ適用方法を設定する。

  

  • EMにログインし管理タスクを実行するためのユーザーを作成すると、自動的にMGMT_USERロールが付与される([2]p.49)。
    • 主にEMを使用した管理に必要なオブジェクト権限

  

  • EMでは、バックアップなどの定期的に実行すべき管理タスクを自動的に実行できるように、ジョブとして登録しておくことができる。
    • ジョブやタスクを作成する際に、ユーザー名やパスワードを入力する手間を省くため、優先接続情報として保存しておく。
    • コンピュータやデータベースへのログイン情報がEMから自動的に提供される。
  • 優先接続情報は、不正に使用されないように暗号化モードで格納されている。
  • 「データベースホーム」ページ右上の[設定(環境)]で優先接続情報を設定([1]p.52)。

  
EMの他にも、SQL*Plus、iSQL*PlusなどのOracleツールを使用してデータベースに対する管理操作をおこなうことができる([1]p.54)。  
SQL*Plus】

  • データベース管理用の標準コマンドインターフェースを提供し、対話型、バッチモードで使用できる([1]p.54)。
  • 使用するには以下のコマンドを入力。
    • sqlplus /nolog
      • /とnologの間にスペースなどを入れてはいけない([2]p.50)。

【iSQL*Plus】

  • SQL*Plus製品のコンポーネントで、Oracleデータベースへのブラウザベースインターフェースを提供。利用するにはサーバー側にリスナープロセスをあらかじめ起動しておかないといけない([1]p.55)。
    • リスナープロセスの起動(停止)のコマンドは以下。
      • isqlctl start(stop) 
  • 使用するには以下のURLへアクセス。
    • http://ホスト名:ポート番号/isqlplus
      • iSQL*Plusのデフォルトのポート番号は5560。
        • ポート番号はportlist.iniで確認できる。
  • iSQL*Plusの使用するポート番号がOracleソフトウェアのインストール時にこのポートが使用されていた場合は、OUIが別のポートを使用してインストールを行なう([2]p.48)。